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ダブルダッチとはどんな競技?高速ステップやアクロバットで魅せる「スーパー縄跳び」の基礎知識

近年、種目の多様化を続けるパフォーマンス・アーバンスポーツ。それぞれに他にない魅力があり、知らない・耳慣れないという理由だけで敬遠するのはあまりにもったいない。
そこで『アーバンスポーツ・パフォーマンス入門』では、各分野の第一線で活躍するスペシャリストたちとパートナーシップを結ぶPEEEKが「そもそも◯◯って何?」「何がすごいの?」といった疑問を連載形式で解決していく。
第2弾となる今回は、ダブルダッチを紹介する。
ダブルダッチ 〜高速ステップやアクロバットで魅せる「スーパー縄跳び」〜
ダブルダッチとは、簡単に言えば2本のロープを用いた縄跳びのこと。より具体的に説明すれば、向かい合った2人のターナー(回し手)が、両手に持ったロープを半周ずらして内側に回す中を、ジャンパー(跳び手)が跳ぶスポーツである。
競技名は「ちんぷんかんぷん」という意味の俗語に由来し、積み荷の縄で遊ぶオランダ人を見たイギリスの商人が名付けたとされる。300年以上前にアメリカに持ち込まれて広がり、1950年代に一度人気に陰りが見えたものの、1973年にはスラム街で急増する少年・少女の非行に歯止めをかけるために2人の警察官がルールを作り、普及活動が始まった。
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現行のルールには4つの区分があるが、日本ではその中でも特に「フュージョン」と「スピード」の二つが盛んにプレーされている。
「フュージョン」は通常3分の制限時間内に、音楽に合わせてチーム独自の演技を行う種目。2本の縄を跳んでいることを忘れさせる高速ステップや大胆なアクロバットが大きな魅力で、チームワークとテクニック、オリジナリティから導かれる得点で順位を競う。
一方で「スピード」は2分または30秒の制限時間のなかで跳んだ回数を競うシンプルなルール。ジャンパーは前傾姿勢をつくり、ターナーと呼吸を合わせて駆け足をするような形で縄を跳ぶ。30秒間における現在のギネス世界記録は2019年に中国で達成された143回で、1秒あたり約4.8回を跳んだ計算になる。まさに神業だが、この記録を更新する意気で今も多くのプレイヤーが技術を磨き続けている。
縄があればどこでもプレーできる手軽さが魅力のダブルダッチ。バックグラウンドにあるストリートのもつ雰囲気とスポーツとしての競技性がうまく調和し、独自の世界観で多くの人を魅了しはじめている。
学校などで一度でもなわとびを手にしたことがあれば、ダブルダッチをプレーする喜びや観る楽しみはきっと簡単に感じ取れるだろう。この記事をそのきっかけとしてみてほしい。
【注目大会】
DOUBLE DUTCH CONTEST JAPAN
・世界大会『DOUBLE DUTCH CONTEST WORLD』出場をかけた日本大会
・2023年は3月18日・19日に日本大学百周年記念館で開催される
Double Dutch Delight
・世界大会「National Double Dutch League Holiday Classic」をかけた学生を中心とする日本予選
・例年8月の地区予選ののち10月に本選が行われる
【PEEEKパートナー紹介】
最後にダブルダッチをプレーするPEEEKのパートナーを紹介する。
KENGO(杉野賢悟)
世界大会3連覇を果たした『REGSTYLE』と新進気鋭の現役世界チャンピオン『FLY DIGGERZ』の2チームを兼任。『シルク・ドゥ・ソレイユ』への出演やApple『AirPods Pro』のCM主演などの実績をもつ。
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